愛はいつも私を傷つけるだけって君は呟いて

これを読みながらニールさんのことをずっと考えています。
器用がゆえに不器用で、優しくてずるくて、自分に厳しくて、誰かを甘やかすわりに距離を取りたがり、自己犠牲と愛に満ちた人。あなたの幸せを探して、わたしはこの物語から離れられないんだろうなって思う。
もうじき終わってしまうけれど、あなたがCBを見て、優しく微笑むことが出来る終わりだったらいいなと思います。夢物語でしかないけれど。
あなたがいなくなったことは、無駄ではなかったと納得して、わたしはこの物語の最後を見守りたい。
昨日はイベントで、今日はキャストトークCD付きの、前売り券をそれぞれ買ったり予約したりしました。
これがなければ得られなかったいくつもの事象があり、それらはすべてわたしにとって愛しいものたちです。
ほんとうに、たくさんのいろんなことがあって、正直2期とかますます意味がわからなかったけれど、でもそこに自分の嗜好と思考を張り巡らして、物語を理解していくというか、ある意味では作り上げていく作業は割と楽しいと思って見ていました。
善悪も正義も何もかも、真実も正解もなく、事実しかない世界で、刹那も、ティエリアアレルヤもハレルヤも、ライルも、そして沙慈も、グラハムもみんな、きっと自分の正義のために戦ったんだろうな。答えの出ないこととわたしは、わたしたちは思ってるけれど、彼らにとっては自分の持ってる正義が答えだった。人の数だけ正義があると知って、それでも自分の正義と自分にとっての悪を根絶するために戦い続けた刹那のことが、わたしはほんとうにすごくすごく好きです。彼が穏やかな気持ちでほほえめる未来が、物語の中に存在していなくてもいい、だからせめて、そんな未来の予感を抱かせてくれる劇場版でありますように。
公開は、待ち遠しけれどとても怖いです。